今回のブログは、「イギリス料理」について!
以下の内容は、数年前以前のブログに掲載し好評だったものに加筆したものです。
******************************************いわゆる「イギリス料理」と言うと、通常「不味い」の一言で片付けられます。。。
他にも、「味がない」「調理方法が単純すぎる」「繊細さがまるでない」「脂っぽい」「何にでもポテト」等上げればきりがなく、ヨーロッパだけでなく世界中からジョークのネタにされるのがイギリス料理ですが、実際のところはどうなんでしょう???
まず、「イギリス料理」と聞いて私たち日本人が連想するものは、「フィッシュ&チップス」「ローストビーフ」くらいでしょうか?(笑)

”典型的なFish & Chips。。これにケチャップやビネガーをドボドボ。。。”

”ローストビーフのヨークシャープディング添え”
あとは、かろうじてヨークシャープディング(↑)とスコーン(あ、これはデザートか!?)、せいぜいそんなもん。
野菜の調理法もただ茹でるだけのものが多かったりしますし。。。
確かに他国の料理に比べて、国外で知られているメニューが余りにも少なすぎますよね。。
「美味しい!」と有名な料理も無いような。。。。。
実際、現地でご当地料理をトライしようにも、イギリス料理だけを出す「イングリッシュレストラン」なんてなかなか見かけません!!
そもそも、「伝統的なイギリス料理」なるものが少ないような気がします。。。
実際、イギリスで「レストラン」と言われてスグに思い浮かぶのは、インド料理や中華料理などの旧植民地系のものか、イタリアンやカジュアルフレンチなどです。
その次に、スペイン料理やタイ料理、メキシカンと言った序列でしたが、ここ数年はどうやら和食の人気がこれらを越えた模様です。 但し、90年代前半まで数多くあった日本人が経営する正統派のレストランは、今ではめっきり少なくなってしまい、ほとんどが現地の人間が経営する「和食風」のもばかりですが、それでも味はまあまあでしょうか!? 特に、ヌードルバー「WAGAMAMA(ワガママ)」や回転寿司「YO SUSHI!」は、いずれもイギリスの都市部を中心に多くのチェーン店を持つ人気店に成長し、いつも沢山の人で賑わっています。そう言えば、先日「ワガママ」でカツカレーを食べましたがカレーはタイカレーで不思議な味がしましたね。。。でも私は美味しかったですよ。。。
とにかく、今や市民権を得られた感のあるイギリスの和食です。 昔では考えられませんでしたが、すしや和風の”ベントウ”が、今やスーパーやロンドン市内の駅の売店でも売ってたりします。

“最近では、駅やスーパーでも見かけるようになったSUSHIパック。見た目はあんまり!!??”
いつの間にか話が日本料理の方に逸れてしまいました。。。。話を本題に戻しましょう!
そう、今回は「イギリス料理」の話です。
私の個人的な意見を述べますと、「イギリス料理はそんなに不味くない!」です。
いや、正確には「イギリスの食べ物は、言われている程不味い訳ではない!」ですね。。
実際、一般のイギリス人家庭で食事をすれば、結構なかなか美味しいものも出てきますし、以外にも魚料理、特にKipper(キッパー)と言うニシンのスモークなんてアジの開きみたいでまるで和食の様だったりして美味しいです(勿論、サーモンは本場なので確実に美味しいです!)。

”骨はメチャメチャ多いですが

「和」を彷彿させる「キッパー」”
今では食卓にも日本の家庭と同様に随分多国籍なものが並んでいますし、国民の食への興味や腕も、以前より良くなっているようです。
日本でも有名になった人気シェフ「ジェイミー・オリバー」の存在などは、正にそれを物語っています。
でも、「旅行で行くのなら一般の家庭で食べるチャンスなんてないじゃないか!?」と思われている方、実は良い場所があります、「パブ」です!
パブは、夜は主にお酒だけですが、お昼は定食のような”ランチ”を安く提供してくれます。
バリエーションも豊富で、メニューはパブによってそれぞれですが、カジュアルなイギリス料理に加えイタリアンからメキシカンやインディアン等幅広く出してくれます。私が住んでいたブライトンのパブには、何故か「YAKITORIランチ」なるものがあり、実際に照り焼き味の焼き鳥を出していました。
また、他の西ヨーロッパ諸国同様、イギリスでも「ケバブ(トルコのバーべQ)」のお店があちこちにあり(但し経営者やスタッフはほとんどがトルコ系ですが。。)、若者の間では恐らくフィッシュ&チップスと同じ位ファーストフードとして定着しています。
値段も割安な上に種類も豊富で比較的ハズレが少なく、また大抵のところでは、種類豊富なハンバーガー(バーガーキングのワッパーと同じジャンボサイズ!)が食べれ、しかも良く焼いてあってなかなか美味しい!
但し、ロンドンなど都市部の路地裏の薄汚れた通りにあるようなケバブ屋は、現地のワルそうな若者がたむろって居たりするので、くれぐれも気をつけて下さい!
”こんな大げさなパブもあります (In Brighton)”

”ちょっと洒落たケバブ”
なんだかまとまりのない文章になってしまいましたが、そんな訳で、皆さんもイギリスに行かれる際にはぜひ、 「パブランチ」を試してみて下さい!
もしかしたら、今まで見えなかった「新しいイギリス」が見えてくるかもしれませんよ!??
今年も残すところあとわずかとなり、当社も本日が最後の営業日となりました。
今年は、何と言っても「震災」一言に尽きる年でした。
そして皆さんご存じの通りここ福島県は「未曾有の原発事故」に直面し、未だ多くの方たちが苦しい我慢の生活を強いられております。
私達の店舗のある福島市でもその影響(特に”風評被害”)はやはり大きく、当初は「この町そして自分たちのお店がどのようになってしまうのだろう???」と言う不安といら立ちで頭がいっぱいでした。。
しかしながら、時間の流れとともに福島市内はいつもの活気を取り戻し行き(県外から来た人が幾分驚いていた!!)、当店に於いても、結果的に県内だけでなく従来の宮城・山形・茨城と言った隣県のお客様にも沢山来て頂き、ただただ本当に感謝の1年でした。皆さま有難うございます!!
この激動の1年を通して改めて痛感した事は、やはり「とにかく他にはない良い品を出来るだけ沢山持たなければならない」と言う事。そして「その信念さえ曲げなければ、今はまだ怖がって福島県から足が遠のいてしまっている方でもきっといつかは嫌でも足を運んでみたくなるだろう」と言うこと。そしてそれが、小さいながらも自分たちにできる復興への足がかりだと言う事。
この事を決して忘れること無く、来年も皆さまのハートを鷲掴みにするような、素敵で質の高いものを沢山探して参ります!!
最後に、今年1年「家具のこばやし」を支えて下さった全ての皆さま、本当に有難うございました!!
家具のこばやし 2011年12月28日